伊藤超短波株式会社は、サブ3以上の実力を持つ6名のランナーを対象にRUCOE RUNを用いた「ランニングエコノミー」の測定を行いました。その結果、RUCOE RUNを使用しない場合と使用した場合の比較において、5名のランナーのランニングエコノミーが平均6%以上改善しました。また、最も大きな変化のあったランナーでは15%以上の改善が確認されました。ここでは、効果検証の方法と結果の詳細についてお伝えします。
ランニングエコノミー(走りの経済性)は、ある速度に対して、どれだけ少ない酸素摂取量で走れるかを示す指標です。
ランニングエコノミーが優れているほど、少ない酸素(エネルギー)で高いパフォーマンスを発揮することが可能となります。
それぞれのランナーに対し「①RUCOE RUNを使用しない場合」と「②RUCOE RUNを使用した場合※1」の2回、5分間のLTペース※2走を実施し、ランニングエコノミーの変化を測定しました。なお、測定には呼気ガスからランニングエコノミーが測定可能な専用機械を使用。①②の測定毎に5分間のウォーミングアップを設けています。
※1:臀部と腹部への電気刺激
※2:LTペース=乳酸値が急激に上昇する手前の速度。理論上、フルマラソンを走る際の適性ペースと考えられる。
「①RUCOE RUNを使用しない場合」と「②RUCOE RUNを使用した場合」の比較において、5名の被験者のランニングエコノミーに平均-6.26%の改善が見られました。RUCOE RUNによる電気刺激がランニングエコノミーの改善に寄与したものと考えられます。
フルマラソンベストタイム:2時間14分09秒
ランニングエコノミー:-15.38%
フルマラソンベストタイム:2時間40分04秒
ランニングエコノミー:-10.73%
フルマラソンベストタイム:2時間22分25秒
ランニングエコノミー:-10.33%
ハーフマラソンベストタイム1時間03分46秒
ランニングエコノミー:-2.38%
1500mベストタイム:3分48秒
ランニングエコノミー:-0.79%
1500mベストタイム:3分38秒
ランニングエコノミー:+2%
さらに、今回の検証結果(ランニングエコノミーが-6.28%改善)が、サブスリーランナーのフルマラソンタイムに与えるインパクトを算出したところ、約5分18秒のタイム短縮につながる可能性があることが分かりました。
※3:Vo2MAX:60・%Vo2MAX:85・ランニングエコノミー:217.5
※サブスリーランナーの平均値より算出し、ここからランニングエコノミーを改善させた数値
【1回目の測定(RUCOE RUN使用なし)】
フルマラソン予想タイム:2:59’57
・Vo2MAX:60
・%Vo2MAX:85
・ランニングエコノミー:217.5
【2回目の測定(RUCOE RUN使用あり)】
フルマラソン予想タイム:2:54’39
・Vo2MAX:60
・%Vo2MAX:85
・ランニングエコノミー:211.1(-6.28%改善)
実際にRUCOE RUNを使用してみて、検証に参加したランナーのみなさんからは、
「腹部に刺激を入れたことにより体幹が安定した」
「通常のアップよりも身体が動きやすかった」
「臀部を使う意識が持ちやすかった」
以上のような声が聞かれました。
本検証にご協力いただきありがとうございました。